グローバルな挑戦

グローバル探究(ミクロネシア)活動レポート①

昨年度は新型コロナウイルス感染症のため、グローバル探究の実施を見送ったのですが、今年度はオンラインの活用と、県内他地域でのフィールドツアーを取り入れてプログラムを進めています。

5月にチームが決定し、6月から本格始動した今年のグローバル探究。「ブータン×アート」と「ミクロネシア×地域医療」の2つのプログラムがありますが、今回は「ミクロネシア×地域医療」チームの活動をご紹介します。

 

大きく分けて、これまでの3ヶ月で

①島前の医療

②ミクロネシアの文化

③ミクロネシアの医療

④日本の他地域の取り組み

について学んできました。

 

島前地域の医療については、海士町役場と島前病院(西ノ島町)のお話をお聞きしました。海士町役場では行政・まちづくり視点から、島前病院では島前地域の中核となる病院の立場から、この地域の医療体制や課題、課題に対する取り組み、そして島前地域ならではの強みなどを学びました。

また、ミクロネシア連邦とはどんな国かを知る機会も多くありました。

ミクロネシア在住経験のある地域の方からお話を伺ったり、ミクロネシアとリアルタイムでつなぎ、現地在住の日本人の方に動画でミクロネシアの町や海を紹介してもらったり、ミクロネシア人の留学生(大学生)たちとオンラインで交流・意見交換をしたりする中で、ミクロネシア人の国民性や生活環境、文化や価値観に触れました。当然違いもたくさんあるのですが、同じ離島だからなのか、おすそ分けの文化やコミュニティの強さといったところは共通していました。

そして、ミクロネシアの医療分野で活動されていた2人の元JICA海外協力隊の方からも、お話を伺いました。ここでは初めて、ミクロネシアの医療体制、病院の様子や医療制度などについて詳しく学びました。医療の土台となる制度は国による違いが大きく、ミクロネシアはアメリカからの援助がとても大きいことも特徴的でした。島前地域と同じく、医師になるには他地域(他国)へ出ることになるため、生まれ育った島で医師になる人が少ないという課題もありました。

 

生徒もだんだんと前のめりになっていく様子が嬉しいです。

 

これらの学びを踏まえ、先日、夏休みには、フィールドツアー(日本の他地域の先進事例を学ぶ活動)に行ってきました。次回は、そのフィールドワークの様子についてお伝えします。

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