日々の実践

1年生「地域探究キャンプ」3日目の様子

10日(金)、一年生の宿泊行事「地域探究キャンプ」三日目です。

今日は「西ノ島の日」。今日もまずは、ラジオ体操から一日が始まりました。

 

朝食後、船とバスを乗り継いで、ゲストトークの会場となる西ノ島「ノアホール」へ。西ノ島で暮らし、働いている地域の方々10名と座談会を行いました。

 

養蜂をされている方からは、西ノ島の自然の豊かさについて伺うことができました。

座談会終了後のまとめでは、西ノ島の魅力として、「景色がよい」「人とのつながりがある(物の交換、協力、情報提供)」「子育てがしやすい」「余分なものがない(やりたいことに集中できる)」
課題として、「Uターンが少ない」「若い人の定着率が低い」「お店が減っている」「半数が65歳以上」「病院が機能しなくなる可能性がある」というコメントがありました。

また、三日間のゲストトークを終えて、島前三島の比較も実施しました。

島前三島の共通点として、「島留学生の出入りが多い」「人口減少」「高齢化」「人とのつながりが魅力」「子育てがしやすい」「安心安全」「後継者不足」「大工さんなどの専門職が不足」
違う点として、
「まちづくりへの取り組み方(海士は新しいことにみんなで挑戦、西ノ島は個人で活動、知夫は今の良さを活かしている」というコメントがあがりました。
三日連続で島前三町村それぞれの方にお話を伺い、本当にたくさんの情報や刺激を吸収することができました。

ご協力いただいた地域のみなさま、本当にありがとうございました。

 

午後は西ノ島の名勝、摩天崖から通天橋のウォーキング。雲ひとつない晴天のもと、大自然を肌で感じました。

最後に、全員で集まり、三日間の振り返りを行いました。

「クラスの垣根を越えて友だちをつくることができた!」「島前に住んでいて当たり前だと思っていたことが、誰かの創ってきたもの、整えてきたものであることが分かって、とてもありがたいと感じた」「地元の魅力を再発見できたし、地元を盛り上げようと頑張っている人たちの存在を知って、自分も何かしたいと思った」など、それぞれ充実した表情で感想を話していました。

三日間の地域探究キャンプはこれで終了です。しかし、一年生の皆さんの島前高校生活は始まったばかり。

ぜひ、今回の経験を次につなげ、有意義な三年間を創っていってもらいたいです。

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