日々の実践

1年生「地域探究キャンプ」2日目の様子

9日(木)、一年生の宿泊行事「地域探究キャンプ」二日目です。

今日は「海士町の日」。普段、多くの生徒が暮らしている場所ですが、新たな発見はあるでしょうか?

まずは、隠岐神社前の広場に集まり、ラジオ体操から一日が始まりました。
綺麗な青空が広がり、気持ちのいいスタートです。

 

 

午前中は、宿泊先としてもお世話になっている海士町開発センターにて「ゲストトーク」を実施。海士町で暮らし、働いている地域の方々10名と座談会を行いました。

陶芸家の方に、実際に作品を触らせていただきながらお話を伺いました。

社会福祉協議会の方は「他人を助けるだけでなく、助けてもらいたいときには声をあげられる人になって欲しい」 というメッセージをくださいました。

座談会終了後のまとめでは、海士町の魅力として「地域の行事が多い」「協力して暮らしている」「福祉が発展している」「親子島留学がある」「直会が楽しい」「若い人が増えてきた」、海士町の課題として「人手不足(専門職)」「後継者不足」「空き家問題」「こどもが少ない」「働く場所不足」「Uターンの人が少ない」「林業・畜産業に良いイメージが持たれない」 というコメントがあり、昨日実施した知夫のゲストトークとの相違に気がつく生徒も多く見られました。

  

昼食後は、島前校地域共創科三年生の小田花さんが登場。共創科のテーマとして「海洋ゴミ」を掲げ、一年以上活動を続けている小田さんが、一年生に向けて「海岸清掃活動」についての講義を実施してくれました。

クイズなどを交えた楽しい講義の後は、明屋海岸へ移動し、海岸に落ちているゴミを全員で拾いました。
パッと見ると綺麗な海岸も、岩の影を覗くとたくさんのゴミが落ちており、ゴミ袋があっという間にいっぱいになりました。

その後、高校の調理室や開発センター調理室へ移動し、全員で夕食づくりをしました。カレーを作ったチームも、炊飯やフルーツポンチづくりをしたチームも、声をかけ合いながら楽しそうに調理していました。

カレーに入れる野菜のかたち、鍋に入れる順番、煮込み方など、それぞれにこだわりがあり、お互いの違いを面白がりながら過ごしている姿が印象的でした。

夕食後は、最後の夜のお楽しみとして、みんなで花火をしました。
夏には少し早い時期ですが、思い出に残る時間を過ごすことが出来ました。

明日は最終日、西ノ島の日です。最後まで、学びが多く、思い出に残るキャンプにしていきたいと思います。

この記事をシェア